- ブラジルの大麻研究者を警察が捜査したことに抗議
Police probe of Brazilian marijuana researcher sparks protests
08 March 2018
https://www.nature.com/articles/d41586-018-02842-0
研究者らは大学の自由が政治的に制限されることを懸念
2月21日にSão Paulo連邦大学 (Unifesp)で退職した精神薬理学教授Elisaldo Carliniに警察が薬物犯罪との関係で取り調べを行った。まだ調査中で起訴はしていない。
当局によるとCarliniは昨年5月に大麻シンポジウムを開催し、そのゲストスピーカーの一人にRastafari協会の長が提案されていた。彼は違法薬物取引で拘留中でありシンポジウムには参加していない。87才のCarliniは1950年代から大麻を研究しているパイオニアで、カンナビノイドの抗けいれん作用についていくつかの論文を発表している
- 脳の記憶センターの神経細胞は子ども期後は作られない
Neuron creation in brain’s memory centre stops after childhood
07 March 2018 Giorgia Guglielmi
https://www.nature.com/articles/d41586-018-02812-6
科学者はこの知見が20年にわたる常識を覆すかどうかについて議論中
海馬で毎日数百個の新しい神経細胞が作られていると科学者は考えてきたが、新しい研究はこれを否定する。もし確認されたら、この分野の科学者だけではなく、ある種の脳疾患患者にも大きな打撃となるであろう。なぜなら研究者は神経変性性疾患の治療に脳の再生能力を活用することに希望を見出していたから。
ただしまだ完全に納得されてはいない。
