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Heartland Catfish Company社、不良化の可能性のため、ナマズ製品をリコール

Heartland Catfish Company Recalls Siluriformes Fish Products Due to Possible Adulteration
2018/03/09
https://www.fsis.usda.gov/wps/portal/fsis/topics/recalls-and-public-health-alerts/recall-case-archive/archive/2018/recall-020-2018-release
2018年3月9日ワシントン発―米国農務省食品安全検査局(FSIS)が明らかにしたところによると、ミシシッピ州Itta Benaに設立のHeartland Catfish Company社は、約69,016 lb (約31,305 kg)のナマズ製品に対し、一般市民の健康に懸念を生じる残留物、具体的にはロイコマラカイトグリーンにより不良化されている可能性があるため、リコールを行っている。
対象は2018年2月16日に製造されたナマズ製品で、生製品、冷凍品、未加工品、未裁断品など、様々な種類を含む。対象品目の詳細なリストは、上記ウェブページで参照できる。製品に付けられたラベルは、以下のサイトよりPDFで参照できる。
https://www.fsis.usda.gov/wps/wcm/connect/f5dbdeb5-8dc8-4c23-a714-f1a5cde1c1c8/020-2018-labels.pdf?MOD=AJPERES
リコール対象製品には、米国農務省の検査マークの中にEST. 45777という事業所番号が付されている。これらの製品は、アラバマ州アリゾナ州アーカンソー州コロラド州イリノイ州テキサス州バーモント州消費地に搬送されている。
問題は2018年3月8日に、FSISの通常検査で発覚した。化学物質ロイコマラカイトグリーンの製品中濃度が違反レベルであることが判明した。
これらの製品を摂取したことにより有害反応が引き起こされたという報告は確認されていない。被害や疾患の懸念のある人は、医療関係者に連絡すること。
これらの製品を購入した消費者は、それらを摂取しないようにすること。これらの製品は、廃棄するか、購入店に返品すること。
FSISは、日常的にリコールの有効性チェックを行い、リコールを行っている企業が消費者に対しリコールを告知しているかを確認し、さらに製品がもはや消費者の手に入らないようにする手段が取られているかどうかを検証している。