食品安全情報blog過去記事

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その他

  • 科学はStephen Hawkingの死を悼む

Natureニュース
Science mourns Stephen Hawking’s death
14 March 2018
https://www.nature.com/articles/d41586-018-02957-4
物理学者で科学の象徴は76才で死亡
(各紙特集)

  • 食事由来の塩、サイレントキラー:どのくらいが摂り過ぎか?

Dietary salt, the silent killer: How much is too much?
Elie Chamoun March 15, 2018
https://theconversation.com/dietary-salt-the-silent-killer-how-much-is-too-much-92663
塩は何でも美味しくしていくらでも欲しくなる。この塩好きの対価は?どのくらいならとりすぎ?私はGuelph大学で味覚への遺伝子の影響を研究している。
カナダでは二番目に多い死因が心疾患で、そのリスク要因が高血圧である。塩は一定量は必要だがカナダ人のほとんどは適切量の2倍以上、時に3倍摂取している。ヘルスカナダの上限は1日2300mgのナトリウムである。主な摂取源は市販食品で、ヘルスカナダによると77%のナトリウムはレストランや調理済み食品からくる。2012年にヘルスカナダは食品業者向けに加工食品の減塩ガイドを発表し、2016年までに減塩を求めた。しかし食品企業はほとんど目標を達成しなかった。食品企業だけが悪いと言いたくなるが消費者の自覚も必要である。
減塩はカナダ全体の取組であるべきだが、全ての人が同じように塩に反応するわけではない。塩への感受性(味覚と腎臓どちらも)は人によって異なる。
知は力である。あなたが食べているものを知って健康を管理しよう
(いろいろ略)

  • 私達の体重が減るとき、減った分はどこにいく?

When we lose weight, where does it go?
By Ruben Meerman & Andrew Brown
14 March 2018
https://www.smh.com.au/lifestyle/health-and-wellness/when-we-lose-weight-where-does-it-go-20180314-p4z4a9.html
脂肪が熱やエネルギーになったと考える人が最も多い。一部は脂肪が筋肉になった、大腸から出た、と回答。答えは脂肪は二酸化炭素と水になる、である。10kgの脂肪のうち8.4kgは肺から放出され残りの1.6kgは水になる。つまり減った体重のほとんどは吐き出される。
もと論文はBMJの2014年のクリスマス特集に掲載されたもの
When somebody loses weight, where does the fat go?
http://www.bmj.com/content/349/bmj.g7257
(聞き方あるいは解釈が悪いんじゃないかなぁ。熱やエネルギーになる、というのは別にE=mc2のことを言っているのではないと思う)

ADHD drugs increase brain glutamate, predict positive emotion in healthy people
14-Mar-2018
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-03/bu-adi031418.php
Neuropsychopharmacologyに発表。健康なヒトにADHDの薬(d-amphetamine と Desoxyn)を与えると脳の重要な部分(前帯状皮質背側部)で神経伝達物質グルタミン酸の急激な一時的上昇がおこり、その後ポジティブな情動変化と関連する
グルタミン酸は食べても脳内濃度あがらないからね)