食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他

  • もし砂糖がそんなに悪いなら、どうして果物の糖はOKなのか?

If sugar is so bad for us, why is the sugar in fruit OK?
20 Mar 2018 By Kacie Dickinson, Jodi Bernstein
Source: The Conversation
https://www.sbs.com.au/food/article/2018/03/21/if-sugar-so-bad-us-why-sugar-fruit-ok
遊離の糖の食べ過ぎが問題

Are Essential Oils Safe?
By Alexandra Sifferlin  March 19, 2018
TIME Health.
http://time.com/5203122/are-essential-oils-safe/
ENDO 2018の話題から
そもそもアロマセラピーには効果があるという根拠はない

  • ベストダイエット

Best Diets
https://health.usnews.com/best-diet
(毎年恒例のランキング2018年版。そんなに大きく変わっていないと思う)
ベストがDASH、最下位はKeto Diet

Do Lithium Supplements Live Up to the Claims?
by Jeanine Barone Published March 19, 2018
http://www.berkeleywellness.com/supplements/other-supplements/article/do-lithium-supplements-live-claims
Q:低用量リチウムサプリメントに精神的あるいは身体的ベネフィットはあるか?
A:ありそうにない。リチウムはこれまで見逃されてきた微量栄養素だと謳われ、それを含むサプリメントが気分の改善や寿命を長くするなど何にでも効くと宣伝されているが、ダイエタリーサプリメントなのでそのような宣伝はできない
(いろいろ略)
基本:高濃度リチウムは医薬品である。たとえ低用量でもダイエタリーサプリメントとして使用すべきではない。

  • オーガニックムーブメントが砕け、農家や食品企業が基準を再定義

As the organic movement fractures, farmers and food companies are redefining the standard they built
https://newfoodeconomy.org/farmers-food-companies-regenerative-organic-certification/
「オーガニック−プラス"organic-plus"」という新しい認証
工業的大規模オーガニックが増えて労働者の公正な扱いや動物の福祉の理念が失われた、と主張する人たちがさらにプレミアムな認証を作ろうとしている
(物語による金儲けの手段だから、大手が「安価な有機」を売りにすると割に合わなくなる。何を「付加価値」にしようと勝手だけれどそのために普通のものを中傷するな)

  • 英国の攻撃はソ連が開発した恐ろしい神経剤にスポットライトをあてる

Scienceニュース
U.K. attack shines spotlight on deadly nerve agent developed by Soviet scientists
By Richard StoneMar. 19, 2018 ,
http://www.sciencemag.org/news/2018/03/uk-attack-shines-spotlight-deadly-nerve-agent-developed-soviet-scientists
今月初めもとロシアのスパイを英国で葬ろうとした事件の影から世界で最も恐ろしい毒が現れた。1970年代にソビエトの科学者が作り上げた謎の神経剤が何故そんなに強力なのか、科学者は解明しようとしている。解毒剤をみつけるのが極めて困難で、暴露後生き残っても健康影響は長く続くことを恐れる。
(略)
英国捜査官によると使われた毒はノビチョクあるいは「新参者」クラスの神経剤の一種で、ソ連が50年ほど前に開発を始めたものである。1992年にもとソ連軍の化学者Vil Mirzayanovが秘密計画を暴露した。当時まで最も強力だった神経剤であるVXより何倍も毒性が高いという。経験を積んだ化学者であっても、これらを作ろうとするのはあまりにも危険だ。簡単に自分が死んでしまう、とDuke大学の神経生物学者Mohamed Abou-Doniaはいう。ノビチョク神経剤の情報は機密であり、米軍の科学者はScienceの取材に話すことは断った。
それでもMirzayanovの2008年の記録State Secrets: An Insider’s Chronicle of the Russian Chemical Weapons Programにはノビチョク剤の全容が描かれている。
(略)