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ニトロフラン代謝物質が検出された米国産冷凍鶏肉製品の回収措置及び検査強化

2018-04-10 輸入流通安全課
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=5&seq=41429
テヨンフードサービス(釜山沙上区)とサセ流通(京畿道安養市)が輸入‧販売した米国産「冷凍鶏の足」と「冷凍鶏肉」(畜産物類型:食肉)製品を回収・検査した結果、動物用医薬品成分であるニトロフラン代謝物質(基準:不検出)の一つであるセミカルバジド(SEM)が検出された(0.0006~0.0033 mg/kg)ため、販売中止及び回収措置が講じられた。
回収対象は、(株)テヨンフードサービスが輸入‧販売した「冷凍鶏の足と、(株)サセ流通が輸入‧販売した「冷凍鶏肉製品。
食薬署は今回のニトロフラン代謝物質検出を受け、米国産鶏肉に対して2018年4月6日から3ヶ月間、有乳時ごとに精密検査(ニトロフラン代謝物質)して不適合製品が国内で搬入されないように管理を強化している。
また流通段階では、米国産鶏肉(輸入量:18,447トン)輸入業者に暫定流通‧販売中断措置を行った後、製品を回収‧検査して、検査結果不適合製品が確認された場合、回収‧廃棄措置とするともにホームページに公開する予定。
なお、2017年以後現在まで、ブラジル‧デンマーク‧タイなどアメリカ以外の国から輸入された鶏肉においてニトロフラン代謝物質が検出された事例はない。