食品安全情報blog過去記事

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その他

コンシューマーラボ
Product Review: Green Tea Review: Supplements, Brewable, Matcha, and Bottled
Initial Posting: 5/5/18
https://www.consumerlab.com/reviews/Green_Tea_Review_Matcha_Supplements_and_Bottled/Green_Tea/
緑茶からEGCGをとる最良の方法は?
30製品を調べ20 mgから500mgまで多様だった。またカフェインに関してはラベルは信用できないことも示した
(検査対象に伊藤園のおーいお茶が入っている。他にデカフェ緑茶とか。別にポリフェノールとりたいわけじゃないしカプセルと比べるのもどうかと思うが。)

  • アグリテックの隆盛:如何にしてグリーンテクノロジーがより地球に優しい農業を可能にするか

Scienceのウェビナー
The rise of agritech: How green technology can enable more earth-friendly agriculture
23 May 2018
http://www.sciencemag.org/custom-publishing/webinars/rise-agritech-how-green-technology-can-enable-more-earth-friendly
人類の生存に農業がかけがえのないものであることに疑いの余地はない。何世紀にも渡る技術の進歩が生産性を上げ、食品の品質を上げてきた。ここ数十年で開発された農薬は作物の生産に相当な利益をもたらし正解人工の爆発的増加を維持してきた。その傾向は今でも続き、農業IoTのような新しい技術がさらなる生産性と作物の質の向上を目指している。しかしながら農業と人口の拡大が環境に負の影響を与えているのも否定できない。このことは持続可能な作物生産を脅かすだけでなく、メタンや酸化窒素などの温室効果ガスの排出により気候や水資源にも影響する。農業を持続可能にするためには農場レベルでの環境保護実践が直ちに必要である。生態学と植物生物学の科学的知見とIoT技術で生産性と作物の質の向上を図りつつ生態系に配慮して地球に優しい農業という二との目標を目指せる可能性がある。このウェビナーではコメの生産を例に新しい農業IoT技術を取り上げることでこの問題に取り組む。
(珍しく日本人がでてる。ソフトバンクの人なんだけど、でもソフトバンク、田舎の田畑では電波入らない!どうせ使えないと思ってるんだろうけど)

  • 脳腫瘍の頻度とライフスタイル要因を調べた論文への専門家の反応

SMC UK
expert reaction to paper looking at brain tumour incidence and lifestyle factors
May 3, 2018
http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-paper-looking-at-brain-tumour-incidence-and-lifestyle-factors/
Journal of Environment and Public Healthに発表された研究で脳腫瘍とライフスタイル要因、つまり携帯電話の関連を調べている
この記事には「見出しの前に」解析(論文の概要紹介)もある
Brain tumours and lifestyle factors
http://www.sciencemediacentre.org/brain-tumours-and-lifestyle-factors/
英国で特定の種類のがんが増加している傾向がある、というだけ。それを無理矢理携帯電話のせいだと主張

UCL疫学と公衆衛生上級講師Lion Shahab博士
Open大学応用統計学名誉教授Kevin McConway教授
Bristol大学小児科と周産期疫学名誉教授Jean Golding教授
Oxford大学NHSトラスト病院医療物理学と臨床工学部長Malcolm Sperrin教授
Manchester大学分子生物学教授Andrew Sharrocks教授
Cambridge大学がん疫学教授Paul Pharoah教授
Southampton大学職業環境医学名誉教授David Coggon教授
Cambridge大学リスクの公衆理解Winton教授David Spiegelhalter教授
Nottingham大学疫学名誉教授Keith Neal教授
New South Wales大学疫学者Freddy Sitas准教授
概ね論文データに支持されていない誇大なプレスリリースに批判的
出版社Hindawiのオープンアクセス雑誌を使って活動家が発表しているもマイナスポイント
(電磁波関係は日本でそれほど話題にならないのは単純に強力な活動家がいないだけなのだろう)

Donald J. Trump大統領は重要政権ポストに推薦・指名する人を発表
President Donald J. Trump Announces Intent to Nominate and Appoint Personnel to Key Administration Posts
Issued on: May 4, 2018
https://www.whitehouse.gov/presidential-actions/president-donald-j-trump-announces-intent-nominate-appoint-personnel-key-administration-posts-7/
スポーツ・フィットネス・栄養についての大統領諮問委員会のメンバーにMehmet Oz

トランプが全ての人の中からテレビの詐欺師Dr. Ozを健康評議会のメンバーに選ぶ
Trump Picks TV Snake Oil Salesman Dr. Oz, of All People, to Serve on Health Council
Tom McKay
https://gizmodo.com/trump-picks-tv-snake-oil-salesman-dr-oz-of-all-people-1825811981
Donald Trump大統領が、インチキの健康助言で悪名高いDr. Ozを保健福祉省のスポーツ・フィットネス・栄養評議会のメンバーに選んだ。
でもこれはトランプがDr. Ozショーに出たときから予想できた。Dr. Ozが選挙に立候補するトランプ氏の個人的ドクターとして「これまでの大統領候補者の中で最も健康な人」と宣伝した。
良いニュースとしては、この評議会は機能があるわけではなく儀式的なものであることである。従ってDr. Ozが現実にダメージを与えるリスクはそう大きくはないだろう。