食品安全情報blog過去記事

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夏期に備えた産卵鶏農場の衛生・安全管理強化

2018-05-09 農畜水産物安全課
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=41886
5月から産卵鶏農場の衛生․安全管理を強化する。卵検査強化、新規薬品許可、ワクモ防除、環境改善、卵表示制度など、制度改善事項を重点的に施行する。
【卵検査】
ワクモが多く発生する夏期(7〜8月)に先立って、5月10日から全産卵鶏農場に対する卵殺虫剤検査を強化する。
伝統市場、インターネットなどを通じて販売される流通段階の卵検査も実施して安全に対する二重管理体制を取る。
不適合卵は、国民に農場情報、卵殻表示事項などを公開し、市中に流通しないように迅速に出荷中止とし、回収・廃棄を行う。
【新規薬品許可及びワクモ防除支援】
農家がダニなど害虫を安全で効果的に防除することができるように新規薬品2種は5月10日に、海外薬剤1種は6月中旬に許可する予定。
5月10日に許可される2種の薬剤(海外1種、国内1種)は産卵鶏農場で噴霧使用でき、、6月中旬に許可される海外薬剤1種(EUで17年から使用)はニワトリに直接混餌投与できる。
産卵鶏農家の効果的なワクモ防除を支援するために、今年から専門防除業者を活用したワクモ共同防除事業を推進している。
【環境改善】
産卵鶏農家がワクモなどの病害虫を最低限に減らし、畜舎を清潔に維持することができるように、政府は掃除・洗浄など環境改善を支援しいる。
昨年11月からの海外調査(オランダ)や専門家協議会などを経て、畜舎環境改善マニュアルを作成・配布して、産卵鶏農家の啓蒙を行っている。
4月からは中小農家に対し、「掃除・洗浄支援事業」と「畜舎施設更新支援事業」を推進している。(掃除洗浄支援事業: 1農家当たり最大1千2百万ウォン(国費40%、自己負担60%)、施設更新支援事業: 融資年利1%、5年据え置き10年償還(融資80%、自己負担20%))
【制度改善】
卵殻に生産者(固有番号)、飼育環境番号、産卵日時を表示するようにして消費者選択権を強化する一方、産卵鶏農場飼育環境改善を促進して迅速な追跡調査も可能とした。
生産者表示は家畜飼育業許可登録証に記載した固有番号(5桁)で統一し、正確な生産者情報を提供している。
飼育環境番号は、卵殻に?放し飼い、?平飼い、?改良型ケージ(0.075 m2/羽)、?従来型ケージ(0.05m2/羽)で表示
生産者固有番号表示は4月25日から施行され、飼育環境番号表示は8月23日から施行される。
「食用卵収集販売業者」は、卵の衛生的で安全な管理のため、今年4月25日から自主検査を実施することとした。
食用卵収集販売業者は、卵の納品を受ける産卵鶏農場の卵について6ヵ月に1回以上検査機関に検査を依頼して安全性を確認する。
また、卵を専門的に選別‧洗浄‧乾燥‧殺菌‧検卵‧包装する「食用卵選別包装業」を新設した。2019年4月25日から、家庭用卵は「食用卵選別包装業」を通じて流通するようになり、その後段階的に料理・加工用卵まで拡大する。