食品安全情報blog過去記事

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世界規模の物流時代における安全性

日本の消費者及び食品安全担当大臣がBfRを来訪
Safety in the age of global goods flows
Japanese Minister for Consumer Protection visits the German Federal Institute for Risk Assessment
08.05.2018
http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2018/17/safety_in_the_age_of_global_goods_flows-204399.html
世界規模で品物が行き交う時代になり、薬剤耐性菌や安全基準を満たさない製品の拡散など、消費者の健康保護に難題が突き付けられている。こうした中、2018年5月4日、消費者及び食品安全担当大臣と代表団がBfRを来訪した。
消費者及び食品安全担当大臣の福井照氏は、「両国は消費者の健康保護における懸念解消のため多くのことを達成してきたが、懸案は、協力によってより容易に解決されることも多い。」と述べた。
これに対し、BfR長官のAndreas Hensel博士は以下のように答えた。「我々の目標は、リスク調査における科学的情報の交換を向上させ、お互いに学びあうことである。そのような情報交換の中で、物流時代疑わしい食品を供給チェーンを遡って追跡できる近代的な方法や、フィコトキシンのようなマリンバイオトキシンの新規検出法の開発が行われてきた。今後、複雑な生物試料の分析に新たなオミクス技術が適用されることになった場合にも、科学的情報の交換は必須である。」