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多くのマルチビタミンやサプリメントは「お金の無駄」である

Behind the headlines
Most multivitamins and supplements are a 'waste of money'
Tuesday May 29 2018
https://www.nhs.uk/news/medical-practice/most-multivitamins-and-supplements-are-waste-money/
「ビタミンやミネラルのサプリメントはお金の無駄であるだけでなく、実際には体に害を及ぼす場合もあり得る」とThe Guardianは報じている。
カナダにおいて、心血管系疾患(CVD)の予防及び治療の上でビタミンやミネラルサプリメントが果たす役割に関する既存の研究結果が集められ、最新のレビューが行われた。
CVDは、心疾患や脳卒中のような、心臓や血管に影響を与える症状に対する一般用語である。
このレビューにより、最も広く使われているサプリメントであるマルチビタミンビタミンD、ビタミンCおよびカルシウムを摂取しても、心臓に関連した疾患のリスクに有意な影響を及ぼさなかったということが判明した。
さらにビタミンB3 (ナイアシン)のようないくつかのサプリメントは、有害無益である可能性が示されている。
また、中国の大規模な調査では、葉酸脳卒中のリスクを減らすことが判明しているが、この結果は英国人集団には当てはまらない可能性がある。
現在の英国のガイドラインでは、冬季にビタミンDサプリメントの摂取を検討するよう助言している。
妊娠する予定のある女性または妊娠12週までの妊婦は、葉酸サプリメントを摂取した方が良い。さらにビタミンA、C及びDのサプリメントは、6ヶ月齢から5歳の子供に推奨される。
サプリメントを摂取するのではなく、食事から必要なビタミンやミネラルのほとんどを摂取できるようにすべきである。詳しくはビタミンやミネラルに関する下記のウェブサイトにおいて閲覧できる。
https://www.nhs.uk/conditions/vitamins-and-minerals/