食品安全情報blog過去記事

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査察報告

  • セルビア―生きた動物および動物製品の残留物と汚染物質

2017-6186 - Residues and contaminants in live animals and animal products - Serbia RS
15 November 2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3898
2017年5月15〜24日にセルビアで実施された、EU輸出用の生きた動物や動物由来製品に含まれる残留物や汚染物質に対する公的管理の有効性を評価するための査察。この査察では残留物監視計画(RMP)の実施状況の評価を行い、また動物用医薬品の認可、販売、使用状況についても、残留物監視に大きな影響があることから査察対象とした。2009年と2013年の査察の報告書に付された助言に対する是正内容にも注意が向けられた。セルビアにおける動物由来食品中の残留物を管理する現行のシステムは、EUで承認されている残留物監視計画(RMP)に忠実に従っており、輸出製品にEUの限度を超える残留物が含まれていないことを高い信頼度で保証している。しかし、RMPの計画や実行には欠点が見受けられた。また、妥当性が検証されていない方法で分析が行われているため、信用性が損なわれている。こうした実行面における改善の余地はあるが、動物用医薬品の販売と使用に関して高い有効性を示す管理システムが、RMPによる保証を支えている。

  • マリ―輸出管理‐植物と植物製品

2017-6171 - Export controls - plants and plant products - Mali ML
19 December 2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3903
2017年6月13〜22日にマリで実施された、EUに輸出するマリ産の植物と植物製品の公的管理及び認証システムを評価するための査察。マリからEUに輸出された植物と植物製品の積送品に、有害生物による入荷遮断が数多く連続したことを受けて査察が行われた。2016年10月、欧州委員会からの文書に対応して、国家植物防疫機関(NPPO)は業界の代表者と協力して、マンゴーの輸出認証構想を立ち上げ、実行に移した。これにより、業界の意識向上、生産チェーンに即した積極的な果物のハエ駆除、および実施中の教育計画により支えられるおおよそ堅牢なトレーサビリティシステムの構築が図られた。サンプリングの実行力や内部報告の実施に関していくつかの欠点が指摘されたが、この構想は全体的にEUの要件を満たしているものと判断された。2016年以降かなり減ってはいるものの、2017年度にも相当数の入荷遮断が記録されている。マリで処理され傷のついた梱包用木材は、植物防疫に関する国際基準(ISPM 15基準)に基づき、受け入れることはできない。この報告書には、確認された欠点にマリが対処するための助言が含まれている。

  • ガーナ―輸出管理−植物と植物製品

2017-6262 - Export controls - plants and plant products - Ghana GH
29 November 2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3900
2017年9月12〜21日にガーナで実施された、EUに輸出されるガーナ産の植物や植物製品の公的管理と認証システム、および以前の査察の助言に対して取られた行動を評価するための査察。2015年、ガーナ産の植物製品に検出された有害生物による入荷遮断や、以前の査察中に輸出認証システムに見つかった欠点により、EUはリスクの高い5種類の農産物のEUへの輸入を禁止する措置を取った。この措置は2017年12月31日に期限が切れる。国家植物防疫機関(NPPO)はここ12ヵ月間、ガーナの輸出認証システムをかなり強化している。以前の査察の助言はほとんど対処されている。輸出検査は、適切な施設で技術的に優れた職員によって行われており、信頼できると判断される。輸出検査の受入れ能力は、貿易量増加を見越して強化されている。だが、管理組織にはいくつかの欠点が残されており、特に作業指示書の整備や順守に難があり、また栽培用植物についてのEU輸入要件は、満たされていないかNPPOによって十分に検証されていない。この報告書には、確認された欠点にガーナが対処するための助言が含まれている。

2017-6063 - Food information to consumers - Lithuania LT
28 November 2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3899
2017年6月12〜21日にリトアニアで実施された、消費者への食品情報提供に関して実施されている管理体制を評価するための査察。公的管理システムはEU規則の要件を満たしている。このシステムでは、文書化され整備されリスクに基づいた管理が、国家食品・獣医療品質管理システムに支えられた形で行われている。公的管理は、生産や、遠隔販売および包装ならびに非包装食品の販売などの市場行為の全段階における、消費者に示すべき食品情報をカバーしている。食品企業が消費者への食品情報という点で主なEUの要件を満たしていること、および違法事例に強制手段が取られるということが、公的管理により保証されている。国の法律に基づき2017年1月1日に適用された原産国表示に関する公的管理は査察時に開始されていなかったが、原産国の公的管理はEUの要件に沿って実行されている。この報告書に助言は含まれていない。