食品安全情報blog過去記事

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論文

US flight attendants at elevated risk of several forms of cancer
25-Jun-2018
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-06/htcs-ufa062018.php
Environmental Health。フライトアテンダントが暴露される既知の発がん性物質は、イオン化放射線、睡眠周期のかく乱、航空機内汚染物質。研究者らは10年以上前にハーバードフライトアテンダント健康研究(FAHS)を始めた。5366人を対象にした2014-2015調査で、自己申告による健康状態や飛行歴などを調べた。NHANESの同様の情報と比較し、女性の乳がん悪性黒色腫、非悪性黒色腫皮膚がんの有病率が一般人より高いことを確認した

  • 明らかな原因のない持続する筋骨格痛は治るという神話

Myth that persistent musculoskeletal pain with no obvious cause can be cured
25-Jun-2018
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-06/b-mtp062118.php
British Journal of Sports Medicineのエディトリアル。
医師などの医療従事者は患者にもっと正直になるべきだとHertfordshire大学のJeremy Lewis教授とCurtin大学のPeter O'Sullivan教授は言う。
患者にとって魔法の治療法はなく、痛みとつきあって生きていかなければならないかもしれない。怪我や障害などの明確な原因のない長く続く筋骨格系の痛みは二つの不幸な傾向を引き起こしている。ひとつはレントゲンやその他の画像診断で痛みのない人にもよく見られる構造的な変化を、痛みの原因かもしれないと説明することである。その結果何らかの行動制限を引き起こすだけではなくそれを修正する希望を生み、必要のない手術につながる。二つ目は、実際には存在しない「治療法」を開発したと主張する医療者による根拠のない治療がおこなわれることである。しかし現実には多くの筋骨格痛は現在の治療法に反応せず、個人の福祉への影響を最小限にするように長期的に管理していくべきものである。それには禁煙やストレス管理のようなライフスタイル変更も含まれ、医者がなんとかするというより患者がコントロールできるようにする。