食品安全情報blog過去記事

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アカロア湾で採れた貝は食べないで

Do not eat or collect shellfish from Akaroa Harbour
04 Jul 2018
http://www.mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/do-not-eat-or-collect-shellfish-from-akaroa-harbour/
カンタベリー州のアカロア湾で採取した貝の定期的検査で、下痢性貝毒がMPI(ニュージーランド第一次産業省)が設定した安全上限の0.16 mg/kgを超えて検出された。
食べてはいけないのは、イガイ類、カキ類、トゥアトゥア貝、ピピ貝、トヘロア貝、ザルガイ類、ホタテ貝類、キャッツアイ、ウニ、その他の二枚貝全てである。
貝を調理しても、貝毒は除去できない。
パウア貝、カニ、エビガニは、毒素が蓄積する内臓を調理前に完全に除去すれば、食べられる。内臓が除去されていないと、内容物が調理中に貝の身を汚染する可能性がある。
下痢、悪心、嘔吐、痙攣性の腹痛といった症状が、摂食後1時間半以内に現れ、約24時間持続する。
なお、商業的に収獲された貝、すなわち商店やスーパーで販売されている貝や輸入された貝は、MPIによる厳格な水質および鮮度監視手続きに供されたものであり、安全に食べられる。