食品安全情報blog過去記事

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意見等

  • 使用後のPETを食品接触材料へリサイクルするために使用される、Gneussテクノロジーに基づく" Gneuss 1"プロセスの安全性評価

Safety assessment of the process ’Gneuss 1’,based on Gneuss technology, used to recycle post-consumer PET into food contact materials
EFSA Journal 2018;16(7):5324 13 July 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5324
原料は使用後に洗浄・乾燥したPETフレークで、食品に用いられていなかったPETの割合は5%未満である。これら原料は真空下で押出され、ペレット状またはシート状となる。この真空脱気押出が汚染物質除去に重要な段階と判断される。この段階における温度や圧力、押出保持時間などのパラメーターがよく検討されている。未確認汚染物質の食品への移行の可能性は、食品1 kgあたり0.1 µg未満となることが示された。
従って、Gneuss 1プロセスから得られるリサイクルPETは、製品の製造に100%使用しても、また室温での長期保存の条件であらゆる種類の食品と接触させても、安全上の懸念を生じないと判断される。ただし電子レンジでの使用は不可である。

  • 使用後のPETを食品接触材料へリサイクルするために使用される、Gneussテクノロジーに基づく" Gneuss 2"プロセスの安全性評価

Safety assessment of the process ’Gneuss 2’,, based on Gneuss technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials
EFSA Journal 2018;16(7):5325 13 July 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5325
原料は使用後に洗浄・乾燥したPETフレークで、食品に用いられていなかったPETの割合は5%未満である。これら原料は真空下で押出され、ペレット状またはシート状となる。この真空脱気押出が汚染物質除去に重要な段階と判断される。この段階における温度や圧力、押出保持時間などのパラメーターがよく検討されている。未確認汚染物質の食品への移行の可能性は、食品1 kgあたり0.1 µg未満となることが示された。
従って、Gneuss 2プロセスから得られるリサイクルPETは、製品の製造に最大90%使用しても、また室温での長期保存の条件であらゆる種類の食品と接触させても、安全上の懸念を生じないと判断される。ただし電子レンジでの使用は不可である。