食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

食品中のエビ原料真偽判別法の技術移転

2018-08-21 新型有害物質チーム
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=42989
□ 食品医薬品安全処は、食薬処が2015年に自ら開発して2017年特許登録した「食品中エビ原料の真偽を判別する遺伝子分析方法」*を、遺伝子診断システム専門企業である(株)チン・システムに技術移転することを明らかにした。
*「食品中エビ原料の真偽判別用プライマーセット、およびこれを利用した食品中エビ原料の真偽を判別する方法およびこれを含むキット」(登録番号: 10-1764128)
※ (株)チン・システム: 超高速PCR技術に基づく診断システムおよびキットを開発生産している未来部指定生命工学研究所企業(147号)
今回移転される技術は、ブラックタイガーと顔立ちが類似のバナメイエビなど外見で区別しにくい7種のエビの固有の遺伝子(DNA)情報を利用して正確なエビの種類を確認する方法である。
※ 7種のエビ: イセエビ、バナメイエビシバエビ、バナナエビ、ブラックタイガー、トヤマエビ、オニテナガエビ
技術を移転された(株)チン・システムは、該当の判別法を活用した分析キットを開発して誰でも30分以内にエビ原料真偽判別に活用することができるように商用化する計画である。
食薬処は、今後も食品原料真偽判別法を開発し、割安な原料が高い原料に化けて販売されたり、料理‧加工に使われるのを根絶することができるように食品安全管理に寄与していくと明らかにした。