食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

偽「100%フルーツ濃縮液」の製造業者の検挙

2018-08-29 危害事犯中央調査団
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=42999
入手した情報に基づいて捜査した結果、原材料名および成分配合割合を虚偽表示した食品製造業社5ヵ所を摘発して行政処分などの措置を講じ、関係者を検察に送致するに至った。
忠清南道天安市のA業者(食品製造加工業)は2015年1月〜2018年1月まで「リンゴ濃縮液」製品を製造し、リンゴ1%、糖類88%、色素糖食品添加物11%を交ぜて作り、製品表示事項には「リンゴ100%」と虚偽表示するなど24品目34億ウォン相当(740トン)を不法に製造して飲み物製造業社などに販売した。
忠清北道鎮川市のB業者(食品製造加工業)も同じ方法で「ナツメ濃縮液粉末」製品などを製造して原材料名と成分配合割合を虚偽表示して28億ウォン相当(192トン)を販売し、濃縮液成分配合割合虚偽表示事実を隠すために実際使った原料および配合割合と違う虚偽の生産日誌を作成した事実も確認された。
京畿道安城市のC業者(食品製造加工業)は「生姜濃縮液」製品などに原材料名と成分配合割合を虚偽表示して38億ウォン相当(196トン)を販売し、食品添加物プロピレングリコール使用基準を違反(製品に最大26%まで使用)して製品を製造販売した事実も確認された(プロピレングリコールは食品中乳化剤、湿潤剤、安定剤用途に使われており、濃縮液製造時は2%以下で使わなければならない)。