食品安全情報blog過去記事

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IAEA

  • 干ばつが発生しやすい地域で、新しい突然変異種のササゲがジンバブエの農家を救う

New Mutant Cowpea Variety Helps Zimbabwe’s Farmers in Drought Prone Areas
12 Oct 2018
https://www.iaea.org/newscenter/news/new-mutant-cowpea-variety-helps-zimbabwes-farmers-in-drought-prone-areas
ジンバブエの農場経営者は、核技術を用いて育てた新品種を使用することで、ササゲの収穫量で10-20%の増量を計上している。IAEA国際連合食糧農業機関(FAO)の支援で開発されたこの新品種は、2017年11月に発売された。乾燥耐性と虫害抵抗性が増し、特に干ばつがより発生しやすい地域では、農業経営者が気候変動の影響によりよく対処できるようになったことが示された。
CBC5と呼ばれる新種のササゲは、作物の役に立つ新たな特性を生じさせるためによく用いられる工程である照射を用いて開発された(作物の突然変異育種参照)。

IAEA Experts to Collect Seawater, Marine Sediment and Fish Samples near Fukushima Daiichi Nuclear Power Station
05 Oct 2018
https://www.iaea.org/newscenter/pressreleases/iaea-experts-to-collect-seawater-marine-sediment-and-fish-samples-near-fukushima-daiichi-nuclear-power-station-0
国際原子力機関(IAEA)の専門家は、福島県沿岸水域の海水、海底堆積物、水産物のサンプルを収集するために今月日本を訪問する。10月9-19日の任務では、この計画に含まれている日本の研究所による放射能データの収集と分析の品質保証を支援することを目的としている。
放射能分析の研究所間の比較のため、東京電力福島第一原子力発電所(NPS)周辺の海洋サンプルを収集するのは2014年以降8回目のIAEA訪問となる。
このチームにはモナコIAEA環境研究所の職員2名が含まれている。福島第一原子力発電所近くの海水と海底堆積物を収集するのに加えて、このチームはデータの信頼性と比較評価の範囲を拡大するために、福島県の漁師が捕獲したサンプルを再度収集する予定である。
この訪問は、東京電力福島第一原子力発電所1〜4号機の廃炉措置に向けた長中期計画表に関するIAEA国際ピアレビュー任務による2013年の報告書の中で、海洋モニタリングに関して行われた助言に対するフォローアップ活動であり、このプラントの廃炉措置を計画実行する日本の努力をレビューするものである。
IAEAは、2014年から2016年に実施した6研究所間の比較とサンプリング任務をレビューした報告書を2017年7月に発表した。福島第一原子力発電所近くの海水、海底堆積物、魚のサンプルを分析した日本の研究所は信頼できるデータを作り出したと結論した。