食品安全情報blog過去記事

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クロタチカマス科Gempylidaeに属する魚の毒性に関するCONTAMパネルの意見

Opinion adopted by the CONTAM Panel on 30 August 2004
Publication date: 15 September 2004
http://www.efsa.eu.int/science/contam/contam_opinions/609_en.html
クロタチカマス科に属するバラムツ(Ruvettus pretiosus)及びアブラソコムツ(Lepidocybium flavobrunneum)はヨーロッパでは食用にする国もある。これらの魚は餌に含まれる天然のワックスエステルを代謝せずに蓄積するため、筋肉中に含まれる8-21%の油のうち90%以上がワックスエステルである。これらの魚をヒトが食べると下痢やその他の急性消化管症状がおこることがある。通常その症状は急性で長くは続かない。現在得られる症例報告からはこうした有害事象を防ぐための摂取量を設定することはできないが、適切な調理によって事故を予防することができるかもしれない。


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プレスリリース