食品安全情報blog過去記事

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耳栓のフタル酸ジイソオクチルに関するBfRの2003年9月18日の意見

Diisooctylphthalat in Ohrst・seln
Stellungnahme des BfR vom 18. September 2003
14.10.2004
http://www.bfr.bund.de/cm/216/diisooctylphthalat_in_ohrstoepseln.pdf
ソフトプラスチックでできている耳栓はフタル酸エステルの一種であるフタル酸ジイソオクチル(DIOP)を柔軟剤として含む。ある種のフタル酸に生殖毒性の可能性があるとされるがDIOPについては生殖毒性を疑わせるデータはない。BfRは耳栓中のDIOPのリスク評価を行った。
最も溶出しやすい条件で耳栓を8時間使ったとすると3.7microg/kg bwのDIOPが吸収されるが、この量はEUのフタル酸類に対するTDI 0.05 mg/kg bwよりはるかに低い。従ってBfRは耳栓を使うことによる消費者の健康危害は心配ないと結論する。また耳栓はフタル酸エステル類の主な暴露源ではない。

(なんで2003年の意見を今アップしたのかわからない、単純に日付の間違いなのか何か事件があったのか)