食品安全情報blog過去記事

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サルでの研究では大豆は受胎能に影響しない

Soy likely doesn't affect fertility, according to research in monkeys
19-Oct-2004
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2004-10/wfub-sld101504.php
Jay Kaplan博士らによるウェイクフォレスト大学Baptist医学センターとエモリー医科大学の協同研究の結果がフィラデルフィアで行われた米国生殖医療学会American Society for Reproductive Medicineの年次総会で発表された。ヒトと同様の生理周期を持つサルに一年間、アジア女性の摂取量の約二倍に相当する植物エストロゲンを含む食事を与え生理周期やホルモンレベルを評価した。その結果対照群に比較してホルモンや生理周期などに全く影響はなかった。従って大豆による乳癌予防効果はホルモンによるものではない。
またKaplan博士は先にグループで飼育したサルの場合(サルは野生でも集団を形成してその中で社会的階層を形成する)、集団の下位グループでストレスによる卵巣機能の低下を報告しているが、今回の実験でも下位のサルは卵巣ホルモンレベルが低下し生理周期に変化がみられた。



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