食品安全情報blog過去記事

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高年齢の父親の子どもに統合失調症リスクが高い

Schizophrenia risk higher in children of older fathers
21-Oct-2004
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2004-10/bmj-srh102104.php
http://bmj.bmjjournals.com/に本日発表される研究によれば、高年齢の父親から生まれた子どもが成長した後に統合失調症になるリスクが高い。
1973-80年にスウェーデンで生まれた70万人を対象に解析したところ、妊娠時の父親の年齢と生まれた子どもの統合失調症発症リスクに強い相関があった。この集団における統合失調症の15.5%は父親が30才以上であることによると著者は結論している。
イングランド及びウェールズでは1980年には平均の父親年齢は29.2才であったが2002年には32.1才であり、これは上記研究からは710人の統合失調症患者が増えることを予測する。


(牛乳だとか重金属だとか添加物のせいにされることが多いこの手の疾患の増加傾向がこういうことで説明できるかも、という話。母親の年齢が重要なのは良くいわれるけれど父親の年齢というのは珍しい。olderが三十歳以上というのは厳しいかも。生物学的には子どもを作るのは両親ともに20代がベストだとしても社会的にはそうもいかないというのが現実なのでは。)


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