食品安全情報blog過去記事

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消費者はヒジキを食べないように

Australian consumers are advised to avoid hijiki seaweed
18 November 2004
http://www.foodstandards.gov.au/mediareleasespublications/mediareleases/mediareleases2004/australianconsumersa2778.cfm
FSANZは本日天然のヒ素を高濃度含むヒジキを食べないよう人々に勧告した。
この助言は他の種類の海藻アラメ・ノリ・コンブ・ワカメには適用されない。
FSANZは本日食品販売業者(レストラン・小売店を含む)に対し、市場からヒジキを撤去するよう要請した。指示に従わない場合罰則も科される。
ヒジキはオーストラリアやニュージーランドでは栽培されておらず、主に日本と韓国の海で採れる。ヒジキはほとんど黒色で、主に日本食レストランのつきだしに用いられる。
また乾燥ヒジキはスープやサラダなどに使われるが寿司やせんべいには使われない。
ヒジキ中の天然ヒ素は規制値を超えているが、過去に毎日少量食べたり、たまに大量食べたことがあったとしても有害作用はない。FSANZの安全性解析ではヒジキをたまに食べたり少量食べたりすることには問題はない。
規制当局が規制を行うのはヒジキ中のヒ素が海藻の食品基準値を大幅に超えているためであり、ヒジキは「不適切食品」non-complying foodに分類されるため食品として供給されてはならない。
オーストラリアとニュージーランドの検疫はヒジキ製品への監視を強化した。
文化的理由でヒジキを食べ続けたいオーストラリアの消費者は「個人輸入」する必要がある。個人の消費用の食品輸入については制限はあるが許可されている。詳細については検疫に問い合わせること。


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