食品安全情報blog過去記事

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2004年度水産物に対する食中毒菌モニタリング検査結果

(2004.12.16)
http://www.kfda.go.kr/cgi-bin/t4.cgi/intro/bodo.taf?f=user_detail&num=604
光州地方食品医薬品安全庁は2004年4月から10月まで7ヶ月あまりにわたって実施した湖南地域の水産物産地で漁獲される主要魚介類などに対する食中毒原因菌の汚染分布状態をモニタリングした結果、129件中34件(26.4%)で腸炎ビブリオ菌が検出され、衛生関連機関に食中毒予防資料として活用するよう連絡したことを発表した。
今回のモニタリング結果は、2002年13.8%, 2003年21.6%に比べて食中毒原因菌の検出率が徐々に上昇していることを示し、特に秋に入る9月に集中的に検出(73.7%)されている。これはエルニーニョなどの異常気象による海水温上昇現象がその原因であると考えられる。
光州地方食品医薬品安全庁は膓炎ビブリオ菌による食中毒が日本などでは夏期食中毒の50%以上を占める最も多い食中毒で、他の食中毒菌に比べて増殖が盛んであるため注意が必要である。
魚介類種類別検出率はカニ?(5件中4件、80%)と牡蠣(7件中4件、57.2%)で比較的高かった。