食品安全情報blog過去記事

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豆乳ミルクはアレルギー発症ハイリスクの赤ちゃんのアレルギーや食物不耐を予防しない

Soy formula not shown to prevent allergies or food intolerance in babies at
high risk of developing allergies
http://www.informedhealthonline.org/item.aspx?tabId=8&review=003741
赤ちゃんのアレルギーや食物不耐はよくある問題で、牛乳アレルギーが多い。こうしたアレルギー予防に最もいいのは母乳育児である。母乳が与えられない場合、豆乳ミルクや加水分解牛乳又は豆乳ミルクが与えられる。家族にアレルギーの人がいる場合、アレルギー発症リスクが高いが、ハイリスク集団での豆乳ミルク投与実験では豆乳ミルクはアレルギー予防に効果がないことがわかった。豆乳ミルクを長期に与えられた赤ちゃんに大豆アレルギーが発症した報告もいくつかあった。一方タンパク質を加水分解したミルクでは赤ちゃんのアレルギー予防に効果があるかもしれないことが示された。
Osborn DA, Sinn J. Soy formula for prevention of allergy and food intolerance in infants (Cochrane Review)


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