21.04.2005
http://www.bfr.bund.de/cm/208/selenverbindungen_in_nahrungsergaenzungsmitteln.pdf
セレンは微量必須元素であり、食品中には主にセレノメチオニンやセレノシステインなどのセレン含有アミノ酸の形で存在する。ドイツ栄養学会では1日30-70 microgのセレンを食品から摂取することを薦めており、これはバランスのとれた食事から摂取できる。ドイツにおける主な摂取源は魚・肉・ソーセージ・卵である。近年セレンサプリメントの利用が増加しているが、BfRは1日30microg以上のセレンを食事以外から摂らないよう助言している。
無機セレンと有機セレンは生体での挙動が異なり、無機セレンが規制されていても有機セレンは許可すべきではないかとの意見がある。
BfRは無機セレンの代わりにセレノメチオニンやセレンイーストをサプリメントとして許可すべきかどうかを諮問された。
BfRは現在のデータからはセレンサプリメント禁止がヒトの水銀負荷を大きくするという根拠はない、セレノメチオニンやセレンイーストを食用に許可すべきではないという意見である。過去の研究ではセレンをセレノシステインやセレンイーストに代えた方がいいということは示されていない。
