食品安全情報blog過去記事

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新しい食品アレルギー研究事業はピーナッツアレルギーに焦点を合わせる

New food allergy research consortium focuses on peanut allergy
24-Jun-2005
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2005-06/nioa-nfa062405.php
アメリカ人の4%の命に関わるアレルギーを持つ患者に対して、医師ができることはその食べ物を避けるように助言する事だけであった。しかし本日発表された新しい食品アレルギー研究事業は食品アレルギーの予防や治療に取り組み、こうした状況を変えるかもしれない。
National Institute of Allergy and Infectious Diseases (NIAID)が5年間1700万ドル(サポートする統計センターには500万ドル)を出資するHugh Sampson博士の率いる事業である。
この事業の最初のプロジェクトはピーナッツアレルギー治療法評価のための臨床研究である。二番目のプロジェクトはミルクや卵アレルギーのある400人の乳児を観察する研究で、そのような子どもはピーナッツアレルギーになるリスクは高いが多くの子どもは大きくなるとアレルギーを消失する。最低5年間追跡調査してアレルギーになる子と消失する子の免疫学的変化を追跡する。さらにマウスにおけるピーナッツアレルギーのメカニズム研究・患者や両親、小児科の医療専門家への長期教育計画などが含まれる。


Natureニュース