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タフツの栄養学者が食事代わりに栄養サプリメントを考えるのは時期尚早であると語る

Tufts nutrition scientists say it is premature to focus on nutrient supplements over diet
19-Jul-2005
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2005-07/tu-tns071805.php
JAMAの7月20日号に発表された特別論文において、Alice Lichtenstein博士とRobert Russell医師らは栄養と健康に関する最も保証されたデータは食事のパターンにあってサプリメントではないと述べている。
ビタミンEと心血管系疾患の介入研究が最も良い事例で、観察研究からなんらかの栄養素の良い効果が期待できたとしても、介入研究の根拠がなければ一般には薦められない。特に高用量サプリメントの結果はしばしば予想を裏切る。良い効果がみとめられないどころかしばしば有害影響が観察されている。
現在の専門家の意見は、健康のために食品や食事代わりにサプリメントを摂るのは薦められないというものである。現状では「果物や野菜、低脂肪乳製品、全粒粉及び魚をたくさん含む食事をする」ことである。