食品安全情報blog過去記事

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手に傷のある人はどうして料理をしてはいけないのですか?

2005.07.25
http://www.kfda.go.kr/cgi-bin/t4.cgi/food/food_alimi.taf?f=user_detail&num=4&page=&s_type=&word=
韓国で発生する食中毒の主要原因の一つである黄色ブドウ球菌食中毒、は汚染した食べ物の中にある黄色ブドウ球菌という細菌が作った毒素を摂取することによるもので、ひどい腹痛・嘔吐及び下痢をおこします。
黄色ブドウ球菌は人の肌に常在している細菌であり、肌に傷がついた時炎症を起こす代表的な細菌です。
手に傷があったり火傷をしたりするとその部位に黄色ブドウ球菌が増殖して、そのような手で食品を扱うと食品に菌が移行します。韓国でよくある海苔巻きによる腹痛と嘔吐は、海苔巻きを作るとき手から汚染した黄色ブドウ球菌が常温保管の間に毒素を産生して食中毒になるのです。