食品安全情報blog過去記事

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3つの中国ハーブの残留農薬についての保健省の見解

DH Statement on pesticides residues in 3 Chinese herbs
25 August 2005
ttp://www.info.gov.hk/dh/new/2005/Aug/050825e.htm
Radix Ginseng (人參)、 Radix Salviae Miltiorrhizae (丹參)、及び Radix notoginseng (三七, 別名田七)の三種に残留農薬が検出されたというメディアの報道に対して、香港保健省は8月25日次のように説明した。
本日の新聞が報道したのは、香港でよく使われている漢方薬の基準を作成するために香港Baptist 大学が行っていた研究プロジェクトが2年前に集めた生データに基づくものである。漢方薬には国際的に認められた基準がないため、香港はThe Hong Kong Chinese Materia Medica Standards香港中藥材標準”を作成中で、その最初の9生薬の基準を2005年7月に発表している。この基準の中に残留農薬も含まれる。
漢方薬の規制はChinese Medicine Ordinance (Cap. 549)による。漢方薬の取引には認可が必要である。2003年12月19日からは専売漢方薬登録制度が導入されている。合計16000件以上の申請があり、処理中である。この申請には残留農薬レベルを報告することが求められている。
漢方薬サーベイランスシステムにより市場で販売されている350検体ほどの漢方薬が毎年検査されている。過去二年間で残留農薬基準を超過したものはない。
さらに漢方薬に関する情報を中国本土・オーストラリア・日本・韓国・シンガポールベトナムなどの近隣諸国と交換している。
一般の人は、適切なポットを選ぶこと、使う前に充分洗うこと、漢方薬は洗ってから使うこと、などに注意すること。


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