食品安全情報blog過去記事

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消費者の健康保護が国の重要任務である

Consumer health protection is a key task for the state!
2005-08-26
http://www.bfr.bund.de/cms5w/sixcms/detail.php/6680
BfRの出資によりライプチヒ大学と独立市場調査機関が行った調査によると、多くのドイツ人が消費者の健康保護は国によって行われるべき重要任務であると考えている。
一般から選ばれた1200人と科学者や政治家、メディアなどの専門家400人に聞き取り調査を行った。
この調査では一般大衆と専門家の知識の格差についても問題にしている。一般人は消費者保護にとって重要な二つの事項−リスクアセスメントとリスクマネジメント−が別々の機関(前者はBfR、後者はBVL)で行われていることにほとんど気がついていない。専門家ですらよく知っているのはごく一部である。
BfRの業務についても調査したが、BfRのことをよく知っている専門家はBfRの仕事に満足しているが、政治家は不満である。一般人はBfRの仕事になじみが無く、BfRが設立されて2年であるが名前を聞いたことがあるのはわずか3%、その課題を知っているのは15%だった。
また消費者が健康情報を得るのは新聞や雑紙などが主でインターネットは10%以下であった。印刷媒体に次いでテレビやラジオなどが情報源であった。さらに医師や薬剤師が続く。
BfRはこの結果を基にコミュニケーション戦略を練る。その一環として2005年9月10日は「オープンデー」として一般向けに科学の解説を行う。
報告書全文が入手できる(ドイツ語)



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