食品安全情報blog過去記事

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アクリルアミドとカリフォルニアのPROPOSITION 65に関するGMAの声明

GMA STATEMENT ON ACRYLAMIDE AND CALIFORNIA'S PROPOSITION 65
August 29, 2005, Washington, D.C.
http://www.gmabrands.com/news/docs/NewsRelease.cfm?DocID=1557
食品雑貨製造業協会Grocery Manufacturers Association (GMA)は以下の声明を発表した。
FDAや世界中の専門家の見解に反して、さらにはカリフォルニア環境健康ハザードアセスメント局(OEHHA)が検討中であるにもかかわらず、個人とカリフォルニア司法長官が食品にアクリルアミドについての警告を要求する訴訟をおこすことを決定したのは遺憾である。
アクリルアミドは調理過程で自然に発生する副産物で、平均的アメリカ人の摂取カロリーの40%を占める食品に含まれている。FDAやWHO、その他多数の世界中の健康管理機関が食品中のアクリルアミドの健康影響について検討し、アクリルアミドのために食事パターンを変える根拠はないと結論している。実際FDAは食品へのアクリルアミド警告を提案するPROPOSITION 65に対して、アクリルアミド暴露を削減するより大きな一般へのリスクを引き起こすと警告している。
OEHHAは3年以上この問題について検討し、ヒアリングやワークショップなどを開催し多数のコメントを受け取っている。OEHHAは現在多数の選択肢を検討している。
アクリルアミドの研究は現在も進行中でGMAも食品中の含量を削減するための検討を続けている。現状では食品に天然に含まれる成分はPROPOSITION 65により規制されるべきではないと考える。


OEHHAのアクリルアミドとPROPOSITION 65のページ
http://www.oehha.ca.gov/prop65/acrylamide.html
FDAの意見については8月8日紹介済み
http://www.oehha.ca.gov/prop65/3proposedacryl.html