食品安全情報blog過去記事

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韓国の残留農薬調査に結果が出た

South Korea residue investigation yields results
Tuesday 27 September 2005
http://www.nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2005-09-27-korea.htm
韓国に輸出されたニュージーランドビーフにエンドスルファンが検出された件で、汚染源と汚染された牛が同定された。汚染は植物用の農薬を認可されていない使用方法である動物へのスプレーとして使用したことに由来するもので、関係する農場は一カ所である。検出された量は野菜や果物にスプレーした場合の残留レベルとしては国際基準以内で消費者の健康にリスクとはならないが、牛へのスプレーは規制違反である。
NZFSAは農家に対し、食品の安全性と適格性を確保する責任があることや全ての規制を遵守するよう再確認した。今回の事件は、たった1人の不注意な行為が全ての食品産業・輸出産業に重大な影響を及ぼすことを示したものである。
NZFSAは調査を続行するが今後法的措置を執る可能性があるため詳細は現時点では公表しない。事実が確認されれば法的措置に影響しない場合には公表する。