食品安全情報blog過去記事

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ガン患者は補完・代替医療の使用を医師には隠す

Cancer patients hide their use of complementary and alternative treatments from their doctors
16-Oct-2005
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2005-10/asft-cph101305.php
デンバーで開催されたAmerican Society for Therapeutic Radiology and Oncologyの第47回年次会合で10月16日発表された研究によれば、化学療法や放射線治療を受けているガン患者の48%は少なくとも1種類の補完・代替医療(CAM)を使用しているが、そのうち75%はそのことを医師に話していない。
化学療法を受けている患者のCAM使用率は65%と放射線治療の35%より高い。多くの患者(88%)はCAMが費用対効果の良い治療法だとして満足しており平均2種類のCAMを使っている。多いのはビタミン、ハーブ、植物サプリメントである。CAMの重要な情報源として医師を挙げたのはわずか36%であった。
この研究はCAMの使用について医師と患者の間にコミュニケーションが不足していることを示している。著者は医師は患者のCAM使用についてと、何故それを使うのかについて知る必要があり、それがガン治療の質の向上につながるだろうとしている。



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