食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

2005年10月13日の会合

COM meeting 13 October 2005
http://www.advisorybodies.doh.gov.uk/com/com13oct05.htm
内容として
農薬散布の遺伝毒性についてのバイオモニタリング研究
ワーキングペーパー案
http://www.advisorybodies.doh.gov.uk/pdfs/mut0519.pdf
農薬散布者や切り花を扱うなどの農薬に暴露される作業者、農薬製造業者の変異原性やDNA付加体に関する調査をレビューした。
(英国で問題になっているのはベンズイミダゾール(カルベンダジムとチオファネートメチル)を使用している花栽培者における遺伝毒性。)


ナノ物質のレビュー
ワーキングペーパー案
http://www.advisorybodies.doh.gov.uk/pdfs/mut0522.pdf
ナノ物質(カーボンナノチューブフラーレン・ナノドッツ・カーボンナノフォーム)についての毒性学的情報のレビュー
ハザード同定スキーム提示など。現在のリスクアセスメントアプローチがナノ物質についても適用できると考えている。

フラン
http://www.advisorybodies.doh.gov.uk/pdfs/mut0520.pdf
フランの変異原性について、助言を求められた。
フランとその反応性代謝物cis-2-ブテン-1,4-ジアールについて、代謝や毒性情報をまとめてある。



HORIZON SCANNING PAPER 2005
http://www.advisorybodies.doh.gov.uk/pdfs/mut0521.pdf
変異原性について問題となりそうな分野・トピックスを挙げている


発ガンリスクアセスメントにおける標的臓器変異原性試験の使用についてのCOM/COC共同会合作業文書案
Draft working paper on joint COM/COC meeting 9 June 2005 on use of target organ mutagenicity assays in carcinogen risk assessment
http://www.advisorybodies.doh.gov.uk/pdfs/mut0523.pdf
MutaマウスやBig Blueトランスジェニック齧歯類試験系、コメットアッセイ、DNA結合などについて評価を行った。
総合的結論として、適切に実施されたin vivo発ガン標的臓器変異原性及び遺伝毒性試験は、齧歯類における発ガン応答の作用メカニズムに関する有用な情報を提供することができる。そのような情報はケースバイケースで発ガンリスクアセスメントにサポート情報として使うことができる、としている。



BfR ドイツ