食品安全情報blog過去記事

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キャビア問題

CITES (Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora) 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約ワシントン条約
輸出国はCITESが2006年輸出割り当てを発表する前に持続可能な漁獲の促進と規制強化が必要
Exporters to strengthen controls and promote sustainable fishing before CITES can publish 2006 export quotas
Geneva, 3 January 2006
http://www.cites.org/eng/news/press_release.shtml
CITESは、輸出国がチョウザメ捕獲に関する情報を提供しない限り、キャビアとその他のチョウザメ製品の2006年の輸出割り当てを決めることができないと発表した。
カスピ海黒海/ドナウ川下流・ロシア国境アムール川周辺のチョウザメ輸出国からの最近の情報によれば、この地域のチョウザメは深刻な減少状況である。
チョウザメの取引には多くの規制があるが輸出国も輸入国も遵守しているとは言い難い状況であり、このままでは国際取引を禁止するしかない。)


Science NOW
国連によるキャビア輸出禁止
U.N. Bans Caviar Export
http://sciencenow.sciencemag.org/cgi/content/full/2006/104/2?etoc 
CITESの国際取引禁止は国内消費には影響が無く、さらにアラブ首長国連邦などはCITESガイドラインは無視しており不法キャビアを禁止しないだろうとしている。


Natureニュース
キャビア貿易中止
Caviar put on ice
4 January 2006
http://www.nature.com/news/2006/060102/full/060102-4.html
野生のチョウザメの不法漁獲とキャビアの不法輸出が拡がっているため、持続可能な割り当てはできない
(養殖チョウザメには適用されない)


EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より