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環境と健康についての研究報告パンフレット

Environment and health
http://reports.eea.eu.int/eea_report_2005_10/en/EEA_report_10_2005.pdf
PDF 3.2MB 40ページ
ヨーロッパにおける健康に最も大きな影響を与える環境因子は大気汚染である。
2.5microm以下の粒子状物質が死亡率増加と関連する。また現状のオゾン濃度も健康に悪影響がある。
さらに室内空気の汚染がガンやアレルギーを含む健康影響を及ぼし、その誘因にエネルギー節約のための換気頻度の低下がある。他に建造物由来の物質、塗料、家庭用洗浄剤、喫煙、燃焼がある。
発ガンに関与する環境要因としてはラドン、飲料水中のヒ素カドミウムなどがある。
携帯電話や中継基地の電磁場による影響については結論は出せない。
PCB、水銀、鉛、騒音、気候変動などについても述べている。ヒトにおける内分泌かく乱化学物質の影響については現状では証明された事実というより単なる推測である(endocrine disruption in humans is much more a speculation than a demonstrated fact)としている。内分泌かく乱化学物質に対する多くの懸念は野生生物への影響を根拠にしている。


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