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サケ・マス用アスタキサンチンに富むPhaffia rhodozyma ATCC SD-5340であるAQUASTAの安全性と有効性に関するFEEDAPパネルの意見

Opinion of the FEEDAP Panel on the safety and efficacy of the product AQUASTA, an Astaxanthin-rich Phaffia rhodozyma ATCC SD-5340 for salmon and trout
22 February 2006
http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/1369_en.html
AQUASTAは養殖サケ・マスの身を着色するための飼料添加物で、Phaffia rhodozyma 酵母 (系統 ATCC SD-5340)の酵素処理不活性化乾燥物を99.5%含み、名目上1% w/wのアスタキサンチンを含む。製品は抗酸化剤としてアスコルビン酸を0.5%含む。
FEEDAPパネルは最近アスタキサンチンの安全性については結論を出している。従って今回の評価は酵母アスタキサンチン源としての有効性と酵母そのものの安全性に限られる。
申請者により提出されたデータは抗酸化剤としてエトキシキンを含むASTAXINを使用したものである。
FEEDAPパネルは申請された内容でサケマス類飼料添加物としてAQUASTAを使用することは消費者の安全性に問題はないと考える。製品を吸入したことによる皮膚感作の可能性があるため表示は考慮する必要がある。また環境への重大なリスクはないと考える。