食品安全情報blog過去記事

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豆乳評価

Soy Formula Evaluation
03/22/2006
http://cerhr.niehs.nih.gov/chemicals/genistein-soy/soyformula/soyformula-eval.html
会合の結果が発表された
MEETING SUMMARY
http://cerhr.niehs.nih.gov/chemicals/genistein-soy/SoyMeeting%20Summary.pdf
ゲニステインについての結論
精製ゲニステイン暴露のヒトデータは不十分ではあるが、専門家委員会は一般成人の生殖や発達への極僅かな懸念negligible concernを表明する。最も高濃度に暴露されている日本成人では約0.43 mg/kg bw/dayの総ゲニステイン摂取の報告があるが、齧歯類では35-44 mg/kg bw/day以下では有害影響は確認されていない。従って現在の状況では成人が発生や生殖に影響があるほどのゲニステインを摂取する可能性は低い。
豆乳ミルクに含まれるゲニステインアグリコンを0.01 0.08 mg/kg bw/day摂取する新生児や乳児については極僅かな懸念negligible concernを表明する。委員会メンバーの1名はこの結論に同意せず、もっと高い懸念レベルを支持する。豆乳中総ゲニステインの約1%がアグリコン(糖が配位していない形)である。
豆乳についての結論
豆乳ミルクの生殖発達毒性について何らかの決定を下すにはデータが不十分である。

ゲニステインと豆乳についての最終報告書は2006年5月にCERHRのサイトにアップされる。


EurekAlert(http://www.eurekalert.org/)より