食品安全情報blog過去記事

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環境汚染は社会の公平性議論の重要な要素である、と研究者は語る

Researchers say environmental pollution is important piece of social justice debate
22-Mar-2006
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2006-03/uow-rse032006.php
Child Developmentの3/4月号に発表された文章。
環境汚染物質は人生のあらゆる局面で子どもたちに一定量忍び寄るものであはるが、 これまでの研究では特にマイノリティー貧困層の子どもたちに不均衡に鉛や農薬などの暴露量が多い。
政府はこうした有害物質の規制に努力してきた。しかし目的は善であってもそうした規制措置は強制力はばらばらで財政支援も少なく、最も必要とされるところを標的にしていない。例えば鉛汚染が多い家に住んでいるのは低収入のアフリカ系アメリカ人の子どもたちで、鉛暴露削減のための政府の助言は効果が少ない。農薬についても同様で、農薬暴露が問題となる季節労働者の移民の子どもたちには現行の一般向け教育プログラムは届かない。


Natureニュース