食品安全情報blog過去記事

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USA Todayの自閉症関連広告に関するCDCの声明

CDC Statement regarding autism-related advertisement in USA Today
April 6, 2006
http://www.cdc.gov/od/oc/media/pressrel/s060406.htm
我々は自閉症が家族や子どもたちにとって非常に辛い事態であることは理解しており、避けられるものならあらゆる努力を惜しまない。この国の予防接種推奨についてもCDCと公共保健サービスは子どもたちの健康と福祉を守るために計画されている。
本日USA Todayに掲載された広告には非常にがっかりしている。この広告はCDCや米国小児科学会、IOM及びその他の健康を守るための人々の努力を完全に間違って描写している。CDCは自閉症のリスク因子については膨大な調査研究を続けており、もしインフルエンザワクチンなどに含まれるチメロサールが害があるのならその使用を推奨することはない。
我々はワクチンの供給が不足することなくチメロサールを削減することを行っている。
残念ながら我々は自閉症の原因やその有効な治療法について知らない。それは事実である。現在自閉症の早期発見や早期対処の重要性についての知見は得られつつあるが本当の理解にはまだまだである。
自閉症の原因や有効な治療法に対する答えはまだ見つからないが、証明されていない仮説や恐怖に基づく薦めに従わないよう注意しなければならない。我々は科学に基づいて決定を行わなければならない。


おまけ
自閉症に関与する遺伝的環境的因子の疫学調査 CHARGE研究
The CHARGE Study: An Epidemiologic Investigation of Genetic and Environmental Factors Contributing to Autism
Online 6 April 2006
http://www.ehponline.org/docs/2006/8483/abstract.html
3つのカテゴリー(自閉症自閉症ではないが発達遅延のある・一般対照)に属するカリフォルニアの1000-2000人の子どもを対象に、免疫マーカー・脂質・臭素化難燃剤・農薬・金属・遺伝子を調査するという研究計画。


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