Edition 283: 19 - 26 April 2006より
http://www.rssl.com/OurServices/FoodENews/Newsletter.aspx?ENewsletterID=154
- 国際メイラード反応学会
INTERNATIONAL MAILLARD REACTION SOCIETY
http://imars.case.edu/
2006年5月24-27日ナポリで、ワークショップ「熱加工食品：健康への影響Thermally processed foods: possible health implications」 を開催する。
- イタリア乳製品中のダイオキシン・フラン・PCB
Dioxins, furans and PCBs in Italian dairy products
2002年に、マフィアと関係があるとされる業者による廃棄物の無責任な取り扱いにより、イタリアのカンパニア地方で乳製品などの「ダイオキシン危機」がおこった。事態は深刻で、2003年には警察がナポリ周辺の農場由来の動物と乳製品を押収している。今回この地方の水牛のミルクやモッツァレラチーズ中のダイオキシン・フラン・PCB類の濃度を検査した報告が出された。要約に拠れば検査した90のモッツァレラチーズにEC規制値のTEQsを超過するものはなかった。ただし41検体のミルクのうち5検体が規制値3 pg PCDD/F-TEQ/g 脂肪を超過していた。検出された汚染物質はゴミの焼却由来であると議論されている。
FDA tests for benzene may be flawed
FDAのベンゼン検査法は飲料を密封容器で80-90℃で30-60分加熱するため安息香酸とアスコルビン酸からベンゼンが生じるため非常に高濃度の検査結果が出ると指摘されている。
ISAAA
