食品安全情報blog過去記事

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来年から糖、トランス脂肪、飽和脂肪及びコレステロール表示義務化

 (2006.06.29)
http://www.kfda.go.kr/open_content/kfda/news/press_view.php?seq=992
ナトリウム摂取基準も3,500 mg から2,000mgに引き下げる。
食薬庁は間違った食習慣による肥満・糖尿病・心血管系疾患などの疾患が増加しているため、食品に含まれる物質や成分についてのより正確な情報提供により健康にとって脅威となる食品の摂取を減らしバランスの取れた正しい食生活習慣を持つようになることを促進するための「食品等表示基準」改定案を作成した。
この案では、パン・キャンディー・チョコレートなどのお菓子類、麺類、レトルト食品、飲料などについては、糖類・飽和脂肪・トランス脂肪及びコレステロール含量の表示が義務化される。また表示方法もこれまで100g (100ml)あたり、1包装あたりなど各社違っていたものを食薬庁が定める1回分量基準値を基に消費者にわかりやすいよう表示することとした。
また韓国で摂取量が多いナトリウムの摂取を減らすためにナトリウムの基準値も引き下げた。
一方ビタミンの基準値は引き上げた。
ナトリウムの基準値 : 現行 3,500mg → 2,000mg に引き下げ
ビタミン C 基準値 : 現行 55mg → 100mg に引き上げ
同時に、消費者保護のために、取り扱いに注意が必要な酸や次亜塩素酸ナトリウムなど9種の食品添加物については取り扱い上の注意の表示を義務化した。
また現行表示基準を合理的に運営するために、水分含量が多く保存や運送中に重量変化が大きい農産物についてはこれまでの研究事業により得られた結果を基に重量許容誤差範囲を現実的なものに調整した。
農産物の重量許容誤差範囲
キノコ類など:表示量の5%
果菜類・根菜類など:表示量の3%
穀類・豆類・果実類など:表示量の2%
また食品の香り付けのために微量使用される合成着香料についてはアメリカや日本などと同様に「合成着香料(○○香)」と表示する。
参考資料 添付ファイル (アレアハングルファイル)