食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

2006年5月18日の議事録案

WP Draft Minutes for 18 May 2006
http://www.advisorybodies.doh.gov.uk/pdfs/wpmin180506.pdf
・ベンズイミダゾール類:共通作用機序グループについての議論
複数の農薬や動物用医薬品に同時に暴露される場合の複合リスク評価について、共通のメカニズムを持つものをグループ化して扱うことが提案されている。ベンズイミダゾール類については作用メカニズムが共通であるという明確な根拠はないが支持する情報はあるため例として取りあげられた。20種のベンズイミダゾール類について共通メカニズムグループ(CMG)とみなす定義などを議論している。ダイオキシン類の場合に採用されているような毒性等価係数(TEF)アプローチについても議論されている。
テレフタル酸の変異原性
PETボトルの製造に使用されるモノマーで食品から検出されており特定以降係数7.5 mg/kg食品が設定されている。長期投与でラットの尿路腫瘍が誘発されることからCOMがin vivo変異原性について検討している。新しいデータが提出されているが全体としてラットの腫瘍は非遺伝毒性メカニズムによるものであることを支持している。
・比較リスク評価プロジェクト
・末梢血リンパ球の染色体異常のバックグラウンドレベルの多様性について:リスク因子についてのディスカッションペーパー
年齢が増加する・喫煙で染色体異常は増加すること、性差があることについては根拠がある。ビタミンなどの微量栄養素の状態や個体差、検査による違いなどについては不明。



EFSA EU