食品安全情報blog過去記事

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ヘルスカナダは保護者に対し学校の昼食のアレルゲン安全性について注意喚起

Health Canada reminds parents of school lunch allergen safety
September 5, 2006
http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/2006/2006_86_e.html
新学期が始まるので、ヘルスカナダは保護者に対し子ども達にお弁当を持たせる際のアレルギーについての注意を呼びかける。ピーナッツのようなある種の食品は、事前の徴候もなく突然に重大なアレルギー反応を誘発し、アレルギーのある子どもにとっ て命に関わる。
命に関わるアレルギーを持つカナダ人は120万人と推定され、特に子どもで増加してい る。子どものアレルギーで多いのはピーナッツ、木の実、ゴマ、大豆、魚及びシーフード、小麦、卵、ミルクである。
極微量のアレルゲンでも、食べると急速に重大な反応がおこる可能性がある。最も危険な症状は呼吸困難、血圧低下又はショックで、これらは意識消失や死亡をもたらすことがある。
このため多くの小学校では子どものランチにある種の食品を制限している。保護者は、子どもがアレルギーではなくても学校の方針に従って欲しい。学校に持って行ってはいけない食品があるかどうかについては学校に問い合わせるように。
食物アレルギーの治療方法はなく、特定のアレルゲンを避けるしかない。このためアレルギーの子どもがアレルゲンに曝されないようにすることが重要である。


WHO