食品安全情報blog過去記事

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オーガニックと非オーガニックミルクの栄養学的違い

Nutritional differences between organic and non-organic milk
Tuesday 19 September 2006
http://www.foodstandards.gov.uk/news/newsarchive/2006/sep/organicmilkresponse
FSAはグラスゴー大学の提供したオーガニックと非オーガニックミルクの栄養学的違いについての根拠の評価を終了した。この中にはFSAがこれまでの見解を再検討するよう要請されたオーガニックミルクの組成についての新しい研究も含まれる。
FSAは、FSAの助言が科学的根拠に基づき常に更新され続けるために新しいデータを歓迎する。FSAは脂肪や健康の専門家に意見を聞いて結論を出した。
FSAの結論は、この研究でオーガニックミルクは通常ミルクより短鎖オメガ3脂肪酸と呼ばれる種類の脂肪酸含量が多いことが示されているものの、短鎖オメガ3脂肪酸は、油分の多い魚に含まれる長鎖オメガ3脂肪酸に比べて健康上のメリットは少ないようだ。短鎖オメガ3脂肪酸が長鎖オメガ3脂肪酸に変換される率は極めて少なく、従って通常の健康的な食事で摂取する量で特に通常ミルクより健康上有益であることはない。



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