食品安全情報blog過去記事

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カナダ・メキシコ・米国は糖尿病詐欺と闘う

Canada, Mexico and the United States Combat Diabetes Fraud October 19, 2006 http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/nr-cp/2006/2006_102_e.html
ヘルスカナダと産業省競争政策局は米国とメキシコ担当機関と共同で、偽物の糖尿病治療用製品を販売している企業に対し177の法律を守らせるための対応を執った。
「魔法の治療法」の嘘に対応することが三カ国の重要事項である。今年は糖尿病を対象にした。
企業に法令遵守対応を執るのと同時に消費者教育も必要で、虚偽の広告に騙されないように啓発するサイトやパンフレットも作成した。
http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/intactivit/trilateral-coop/fraud/diabete_e.html

糖尿病は治らない、管理してつきあうものである、と明確に記載してある。
消費者向け助言一部抜粋
詐欺に騙されないためには、
懐疑的であれ、話がうま過ぎると思ったときは恐らくそのとおりである。奇跡的に糖尿病を治すハーブやナチュラルヘルス製品は存在しない。
・ うますぎる宣伝に注意:血糖値を安定させる、インスリンが必要なくなる、膵臓を再生させる、コレステロールを下げる、簡単に体重が減る、などと宣伝している製品は注意。
・ 「科学的大発見」と宣伝している製品は避ける:世界中で糖尿病治療薬発見のための競争が行われている。もし本当にそのようなものが発見されたら新聞のトップページを飾るだろう。もし新しい治療法がインターネットでの宣伝にしか書いていないのなら疑うべきである。
・ 宣伝が科学的根拠について言及しているときは警戒を解くな:長い専門用語らしきものからなる宣伝は根拠不十分である可能性がある。宣伝に医師が登場していても製品の保証にはならない。詐欺師はモデルを専門家らしく見せるのが上手である。
・ 疑わしい「成功の経験談」やいわゆる「患者証言」に惑わされてはいけない: 会社が何と言おうと「カナダの生まれ故郷に住む何某さん」の話が本当なのか、あるいは実在するのかどうかはわからない。
・ 返金保証は製品の効果を証明するものではない:効果がない場合は返金しますという類の宣伝をする詐欺師はお金だけ取って雲隠れすることが知られている。


カナダ産業省競争政策局
http://www.competitionbureau.gc.ca/internet/index.cfm?itemID=2216&lg=e



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