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放射能報告書が発表された

Radioactivity report published
Monday 23 October 2006
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2006/oct/rife
2005年の食品からの放射能暴露量はEU規制値以下であった。
「食品と環境中の放射能Radioactivity in Food and the Environment (RIFE) 2005」はFSAと環境庁等によるモニタリング結果を合わせた第4回目の年次報告書である。この報告書では、核施設近傍及びそうでない人々の、環境や食品の全ての暴露源からの放射能暴露を推定している。その結果はEUの規制値 年1ミリシーベルト以下であった。
放射能は地球ができたときから天然に大気・土壌・海・川に存在する。また人がエネルギー産生や軍事目的で作ったものもある。そのうちいくらかが食品や飲料中に入ることは避けられない。
FSAのモニタリング計画の主な目的は、認められた放射性廃棄物からの食品や飲料中の放射能レベルが我々に許容できない量の放射能暴露をもたらしていないことを確認することである。
報告書全文は以下から
Radioactivity in Food and the Environment (RIFE) 2005
http://www.food.gov.uk/science/surveillance/radiosurv/rife11
テクニカルサマリー一部抜粋
核施設周辺での放射線暴露(被曝)
2005年推定暴露量が最も高かったのは、カンブリア州の魚介類を多く食べる集団で0.46 mSv。Sellafieldからの廃液に由来する。二番目はDungeness原子力発電所近傍住人の0.11 mSv。
核施設近傍以外では天然由来の放射能が主な暴露源である。



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