食品安全情報blog過去記事

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GMスイートコーン輸入のMAFによる調査

MAF investigates GM sweet corn importation
December 1, 2006
http://www.biosecurity.govt.nz/media/01-12-06/gm-corn.htm
2006年10月に農業森林省MAFの検疫により偶然見つかった遺伝子組換えスイートコーンの輸入に関して、MAFが調査を行っている。
米国から輸入された総量1800kgの二つのスイートコーン種子の積荷がその時間違って入港許可された。各積荷にはGM検査の結果陰性であるという証明書が添付されていたが、その積荷のオリジナルのバッチにはGMが存在することが追加文書で示されていた。この結果はニュージーランドに極微量のGMが入った可能性があることを示唆する。MAFは現在これらの種子の行き先と今期栽培されているかどうかをチェックしている。輸入量は栽培面積にして最大400haになる。


スイートコーン調査 更新1
Sweet corn investigation update 1
December 6, 2006
http://www.biosecurity.govt.nz/media/05-12-06/gm-corn.htm
さらなる調査の結果、GM混入の可能性のあるスイートコーンは合計で4420kgになった。種子は全て米国のシンジェンタのものである。
MAFはさらに2006年に輸入された全てのスイートコーンの種子について再調査を行い、他に問題はみつかっていない。

スイートコーン調査 更新2
Sweet corn investigation. Update 2
December 11, 2006
http://www.biosecurity.govt.nz/media/11-12-06/gm-corn.htm
MAFの調査の結果、Gisborne 及び Hawke’s Bay地方に植えられた Jubilee Plus/Dominion積荷種子がGM陽性だったためこれらの作物は破棄される。これらのスイートコーンを播いた農家にはMAFFから連絡がある。
シンジェンタはスイートコーンの種(sweet corn seedlots)からトウモロコシ種子(maize seeds)を選別する技術についての情報を提供した。またMAFから要請されていたJubilee Plus/Dominion積荷種子の追加検査の結果はGM陽性であったことを12月8日に伝えてきた。
MAFはシンジェンタにはGMを含む種子がニュージーランドに輸出されないよう注意する義務があると信じる。今後補償についてシンジェンタや関係者と話し合っていく。


GM輸入基準見直し
GM import standards to be reviewed
December 11, 2006
http://www.biosecurity.govt.nz/media/11-12-06/gm-corn-2.htm
MAFは最近のスイートコーン種子輸入の件について独立した審理委員会による評価を行う。最初の報告書はクリスマスまでに予定している。評価はトウモロコシの輸入基準や検疫等を対象にする。政府の政策はニュージーランドに認可されないGMは入ってはならないというものである。

以上バイオセキュリティニュージーランドより
http://www.biosecurity.govt.nz/media-releases?sort=desc&order=Date+of+Media+Release