食品安全情報blog過去記事

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食品添加物製造及び調整の際の保存料としてのホルムアルデヒドの使用に関するAFCパネルの意見

Opinion of the Scientific Panel AFC related to Use of formaldehyde as a preservative during the manufacture and preparation of food additives
24 January 2007
http://www.efsa.europa.eu/en/science/afc/afc_opinions/ej415_formaldehyde.html
ホルムアルデヒドはカラギナンやアルギン酸塩製造の際に使用されてきたが一部の製造業者では使用されなくなっているが、アルギン酸のホルムアルデヒド残留基準50mg/kgの要請があった。米国でのアイスクリーム等の消費量データに基づき残留ホルムアルデヒドの暴露量を推定したところWHOによる飲料水TDI(150 microg/kg)の1/400から1/70であった。また一日1kgのゲル状食品を食べるという最悪シナリオでもTDIの1/9であった。
また経口摂取したホルムアルデヒドに発ガン性があるという証拠はなく残留ホルムアルデヒドが50 mg/kgのゲル化添加物に安全上の懸念はない。