食品安全情報blog過去記事

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実験室での分析の結果、人気ブランドのオメガ3魚油錠剤に発ガン性汚染物質の存在が明らかになった

LAB ANALYSIS UNCOVERS CARCINOGENIC CONTAMINANTS IN POPULAR BRAND OF OMEGA-3 FISH OIL TABLETS
February 21, 2007
http://www.greenpeace.org/usa/press/releases/lab-analysis-uncovers-carcin
禁止された化学物質−DDT、ディルドリン、PCB類−がOmegaPureブランドのサプリメントから検出された。
報告書
http://usaphoto.greenpeace.org/OmegaPureContamination/Omega_ResearchResults.pdf
これによると検出された量はPCB 25種の合計で0.195 ppm、ICES 7 PCBの合計で0.092 ppm、ディルドリンは0.017 ppm、p,p’DDEが0.047 ppmとのこと。


注:わかりにくい TEQで書かないのはわざとかな
大体WHO-TEFとして0.0001を掛けた程度だとして、0.2ppmは0.2 mg/kgだから0.02microg/kg、20ng WHO-TEQ/kgといったところか。
ダイオキシン様PCBの規制値は4 ng WHO TEQ/kg〜8 ng WHO TEQ/kgのレベル
アイルランドの報告で魚で最も高かったのが 0.82 ng WHO TEQ/kg whole weight
http://www.fsai.ie/surveillance/food_safety/chemical/fish_POPs.pdf
魚油サプリメントは魚の油だけだから、サケの油分5%で計算すると大体そんなもの
0.82*100/5=16.4
まあびっくりするような話ではない。