食品安全情報blog過去記事

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JNCI日本語要約

JNCI, Volume 99/Issue 6 "In This Issue"
http://jnci.oxfordjournals.org/cgi/data/99/6/413/DC1/1

食事中脂肪と閉経後の浸潤性乳癌
Editorai でSmith-Warner とStampfer (p418)は、脂肪摂取量と乳癌リスクの相関についてのこれまでのエビデンスを総括している。報告された相関規模が中程度であることから、乳癌罹患率により強く影響を与える介入としては、脂肪摂取量低下を目指すよりはむしろ体脂肪総量のコントロールを目指す方がよいだろう。

リグナン摂取と閉経後乳癌のリスク
Touillaud ら(p475)は、閉経後浸潤性乳癌のリスクと4 種の植物リグナンの消費との間の関連を、58049 人の閉経後フランス人女性で前向きに検討した:彼女等は食事歴質問表に完全に回答し、またイソフラボンサプリメントを摂っていなかった。総リグナンまたはリグナンlariciresinol の摂取の最高位女性では最低位女性より乳癌リスクが低下していた。このような逆相関は、ER およびPR 陽性疾患に限定されていた